
最近では、高齢者ドライバーの問題も頻繁に問題化されているので、かなり関心をもって見ている人も少なくありません。
あなたは、高齢者マークについてどの程度知識をお持ちでしょう。
高齢者の方々は当然のことですが、高齢者でない方々も、高齢者マークが何かしっかり理解していることは大事です。
合宿免許と言ったらムーチョ!高齢者マークとは
高齢者マークとは、四葉のクローバーのカタチをしたものであり、よく見れば、高齢者を示している「シニア(Senior)」の「S」を組みあわせたデザインをしています。
高齢者マークは、道路交通法によって、70歳以上のドライバーに対して、 加齢に伴い生じてしまう身体の機能の低下がクルマの運転に影響を及ぼす危険があるというケースにおいて、高齢者マークを表示させなければならないとされています。
自身の判断で高齢者マークはつけなくてもいい?
では、別に自分自身の判断で高齢者マークはつけなくてもいいのでは……と言う気持ちもしてしまうかもしれません。
クルマ好きの方々は、敢えて高齢者であることをアピールする高齢者マークを嫌う傾向もあるかもしれないですよね。
以前は高齢者マークというものは別にそのようなもので良かった訳ですが、高齢者の方々は、2008年からは、75歳以上を対象にして表示が義務化されたということをしっかり認識しなければならないです。
あなたが高齢者マークを表示させた場合、無理な幅寄せ、割り込みをしてきた場合、初心運転者等保護義務違反に問われてしまうため、危険運転抑止として多いに役立たせることができます。
道路交通法第71条の5第3項
道路交通法第71条の5第3項では、普通自動車対応の免許を受けた者で、七十歳以上七十五歳未満の人たちは、加齢に伴い生じてしまう身体の機能の低下がクルマの運転に影響を及ぼすおそれがあるとき、内閣府令で定めている普通自動車の前面及び後面に、内閣府令で定めている形式の標識を付け、普通自動車運転するように努めなければならない。とあります。
罰則は、大型車(中型車を含む)で7,000円、普通車・二輪車は、6,000円、小型特殊は5,000円です。
行政処分は、基礎点数点1点という感じです。
高齢者マークは全然効力なしと考える人たちもいるかもしれないですが、そういうことでもなくしっかり貼ることで効力を示してくれているのです。
高齢者ドライバーはこんなことに注意しなければならない
高齢者ドライバーも、高齢者マークを貼ればいいということではなく、より運転に注意する必要があります。
追突に注意し、また車間距離を取っているでしょうか。
周囲の状況にも注意を払い、危険を素早く察知することも必要なことです。
また、交差点での右折時、対向車の走行スピードにも注意していらっしゃるでしょうか。そして、高齢者の方々は特に無理しないでしっかり休憩をとって運転してください。